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3年ぶりに研修旅行を実施

掲載日:2022.10.31町内会イベント

 10月13日、3年ぶりとなる研修旅行が行われ、参加してきました。今回のメインは白老町に2年前にできたウポポイ(民族共生象徴空間)で、32名が参加しました。予定通り8時30分、今回のウポポイに向けて出発。暖かい日差しの中を高速道路に入ったところで、早速自主防災会の天坂部長から地震が発生した場合の行動に関する○×式の問題が始まりました。第一問は、「家で調理中に地震が発生。まず第一にやることは火を消すこと。〇か×か?」 皆さんお分かりですね。勿論×が正解。まずは身の安全を図ります。ガスコンロなどは自動消火機能が働きます。あわてて火を消そうとしてやけどを負わないようにしましょう。他にも、エレベーターの中で地震が発生した場合は1階だけでなくすべてのフロアのボタンを押し、とにかく最初に止まった階で降りますなど、身近の出来事を題材にしたクイズ形式で考えたり、被災して非難する際に役立った物を紹介するVTRを見て、居眠りする間もなく白老に到着。

 研修旅行先の”ウポポイ”とは”(おおぜいで)歌うこと”を意味し、アイヌ文化を復興・発展させる拠点として、更には先住民族の尊厳を尊重し、差別のない社会を築く象徴として、2020年7月に白老町のポロト湖畔にオープンした国の施設です。国立アイヌ民族博物館の2階にはアイヌの歴史や使用していた道具などの衣食住に関わる展示室があり、アイヌの世界観に触れることができます。まずは各自の自由見学。滞在時間の関係でザッと見て回りました。儀式で用いる道具や衣装、日々の生活ぶりがわかりました。
 入場時にもらったプログラムでコタン広場で文化解説プログラム「ウパㇱクマ」がちょうど始まるとわかり、早速行ってみました。コタンでの日々の暮らしについて民族衣装を着た男性が解説します。印象に残ったのは、食文化は”焼く”と”燻す”が基本で、夏の間に保存食として作って長い冬に備えたとのこと。昔は靴も鮭の皮で作ったものをはいていたなど、冬の厳しい季節を生き延びる知恵がありました。続いて、女性が歌を歌ったり、ムックリの演奏を聞かせてくれました。ムックリはTVで見たことはあったものの、実際の演奏は驚くほど豊かな音色でビックリしました。  最後に体験交流ホールにて伝統芸能を鑑賞するということで、コタンに造られたチセ(家)を大急ぎで見学。見学できたチセは見学用に大きく作ったとのことで、博物館側の2棟(中には入れない)が実際の大きさだとか。
 体験交流ホールには整理券(全席指定)をもらって入場。「シノッ」というプログラムを鑑賞。残念ながら写真撮影は禁止でしたが、踊りや歌に合わせて背景に素晴らしい映像が映し出され、特にムックリの演奏時にはアイヌの世界に浸ることができました。映像や音を伝えることができないのが残念。
 今回の滞在時間は2時間くらいでしたが、プログラムを鑑賞するとアッという間に時間が過ぎていきます。これから訪れる方はもう少し余裕を持った方がよいでしょう。

 ウポポイを後にして、昼食会場に向かいます。昼食は中登別のわかさいも本舗にておこわ御膳をいただきました。秋の味覚である栗おこわにキノコと白菜たっぷりの鍋がついて、お腹も大満足。同店は高速インター東登別近くにあるので登別温泉の帰りに寄った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 帰路の最初は、虎杖浜の大漁番屋にてたらこ詰め放題に挑戦。渡された瓶に何腹ものたらこを詰め込んで、夕飯のお供に。次は白老のたまごの里マザーズに寄って、たまごやお菓子のショッピング。おいしい卵をたくさん買った人もいたようです。最後は千歳のインディアン水車。大量の鮭が千歳川にひしめいていました。多くの方が「こんなにたくさんの鮭を見たのは初めて」とのこと。手づかみでも獲れそうなくらいの大群に本当にビックリでした。

 ほぼ予定通りに恵み野に到着。あっという間の一日でした。厚生文化部のみなさん、準備、運営ありがとうございました。

(広報部)